ポジティブでいよう!という言葉に踊らされてませんか?
生きていると、嬉しいことも悲しいこも起こります。
辛い出来事に遭遇した時や、体調が悪くて笑えない時、あなたはどうしてますか?
私が日本で接客業をしていた時は、どんな時も笑顔でいることを求められ、それに全力で応えていました。
『口角を上げると幸せホルモンが出る』
とも言われているので、楽しいわけではなくても口角を上げて、【笑えない時】を乗り切ってました。
もしあなたも、自分の感情を無視して、無理やり笑顔を作ることを慢性的にやっていたら要注意!
それって、心の声を無視し続けている状態。
無視された心は、
聞いてよーーー!!!
無視しないでーーー!!!
って、どんどん主張を強くしていきます。
以前よりも大きな不安の気持ちを湧き上がらせたり、身体に影響を及ぼしてみたり。
私が初めてメンタルクリニックにお世話になったのは、DV彼氏と別れた後の事でした。
彼からの身体的暴力から逃れ、別れてホッとした反面、ビックリするほど悲しい気持ちが溢れてきたんです。
とはいえ、自分を傷つけてくるような男と別れるのが悲しいなんて思いたくなくて、
あんな暴力男、無理!!!!
別れて本当に良かった!!!!
と、多少なりとも彼のことが好きだったことも、まるで無かったかのように振舞っていたんです。
そして、仕事では全力の笑顔。
もうね、完全に自分の【悲しい】って気持ちに蓋して、押し潰して、無いものにしてました。
何度か悲しい気持ちはぶり返したものの、笑顔で、口では強がって、心の声は無視して。。
だから心側も主張を工夫してくるんですよね。
どうにかして、私に【感情】を認めさせようと頑張ってくるんですよ・・・。
当時の私は過食傾向に突入し、そこから突然のパニック発作。
お薬に頼る日々を過ごしました。
『喜楽だけを良しとして、怒哀は自分の中にあってはいけないもの』
喜怒哀楽全部を持っていて人間なのに、そんなふうに感情を扱っていた当時の私。
そりゃ、無いものとして扱われた怒と哀は、「ここにいるよ~~~~!!!!」って主張してきて当然ですよね。
悲しかったら、悲しんでいいんです。
寂しかったら、寂しがっていいんです。
怒りたかったら、怒っていいんです。
自分の中から沸き上がった感情に、ひとつも悪いものは無いんです!
・あ~そうかそうか、悲しいんだね
・寂しくなっちゃったのか、うんうん
・今は怒りたいんだね、分かるよ
・こんな感情が沸き上がってきてるんだな~
そんなふうに、じっくり観察してみてください。
あなたの大事な感情のひとつひとつに寄り添ってあげてください。
もしも自分の中から湧き上がる感情に溺れそうになったら、いったん自分の中から取り出してみて。
ノートに書き出して、吐き出して、ぶちまけて、全部出し切ってみてほしいんです。
感情を認めてあげると、驚くほど落ち着くことに気付くはず。
あなたの中で、あなたにずーっと存在を認めて欲しがってる怒と哀を抱きしめられますように♡